このページの目次
はじめに。
こんにちはマサです!!海外で働く事を志しているCGアーティストの皆さんはきっと現地の給料事情も気になりますよね!!そして実は僕自身もなんとなく相場はわかっている気でいたのですが実際のデータはどうなんだろうと気になっていました!!笑 そこでこの記事では実際に働いた方の口コミや給料が掲載されているGlassdoorというサイトの情報を元にカナダにある大手VFXスタジオのジュニアポジション、ミドルポジション、シニアポジション給与の平均額を独自に算出してみました。
2023年12月追記: この記事を書いた当時から日本円とカナダドルのレートがかなり変わりましたので、当時の1CAD=82円で計算したものを現在の1CAD=108円に訂正しました。最低賃金や物価等もこの数年で大きく変わってきているのでこの記事の内容はあくまで参考としてご覧ください。
1.ジュニアアーティスト集計結果
月の平均給与 433,250円(1CAD=108円で計算)
2.ミドルアーティスト集計結果
月の平均給与 792,000円(1CAD=108円で計算)
3.シニアアーティスト集計結果
月の平均給与 110,3000円(1CAD=108円で計算)
4.結果まとめ
ミドルアーティスト
ただし少し気をつけたい事は物価も地域によって違うので収入とのバランスをきちんと把握する事が大切だと思います。家賃で言えばバンクーバーやトロントはとても高く、同じような間取りでもモントリオールの倍近くかかったりするので転職時に違う都市に行く場合は給与の交渉前に家賃の相場を調べておく事をオススメします。
参考までに以下画像のGrassdoorの2023年11/29日付けのデータによるとVancouverの3Dアーティストの平均年間給与額は$77,945となっています。
また、ZipRecruiterという別のサイトではVancouverのVFXアーティストの年収平均が$98,890となっています。こちらは1CAD=108円で計算すると年間10,680,120円という事になります。
5.補足情報その1 カナダの最低賃金と平均時給
補足情報として僕が住んでいたトロント(オンタリオ州)の2020年の最低賃金は$14.25(日本円約1,539円)。
日本の2020年10月時点での東京の最低賃金は1013円です。それに比べると少し高い形になっています。
カナダの2019年-2020年の平均時給は$27.83(日本円約3,005円)です。
出典:
retailcouncil.org
https://www.retailcouncil.org/resources/quick-facts/minimum-wage-by-province/
satatia.com
https://www.statista.com/statistics/439904/average-hourly-wage-by-occupation-canada
6.補足情報その2 日本とカナダ平均年間給与推移
出典:OECD.Stat, Average Annual Wages, In 2019 constant prices
https://stats.oecd.org/
グラフは当サイトで再作成
カナダで実際数年生活してみてやはり給与が上がりやすく残業も比較的少ないと実感しています。僕自身もいつかは日本に戻って働きたいと思っているので日本の労働環境が近年の改善に向けた動きと共にもっともっと良くなっていくといいなと心から願っています。
純粋に比較してみるとデータ上でも実感としてもかなりの違いを感じて僕自身もいい勉強になりました。何と言っても日本に住んでいた頃は比較対象がなかったので国内での基準が当たり前で考える事すらあまりなかった様に思います。しかし僕は日本を出てみてお金の面だけで無く文化や考え方や哲学的な事に到るまで様々な面で当たり前だと思っていた事は当たり前ではないと気づく事ができました。海外に挑戦してみて自分の行動や発想や選択肢が広がったなとすごく実感しています。そういう意味でも海外に出てみる事はすごくいい事だと思います!!このブログでは今後も海外で働いてみたいという方の力になれる様な記事を書いていきたいと思うので、楽しみにしていてくださいね!!!
今後も役立つ情報を発信していくのでTwitterフォロー是非よろしくお願いします!!!
関連記事:ハリウッド映画に携わるまでの道のり
関連記事:海外生活のお金の話
アニメ面白ネタまとめ記事もありますので、仕事で疲れた時は楽しんでみてください!!笑