【海外で働く】海外での就活はどうしたらいい!?僕がカナダのCGスタジオに就職した方法。情報収集編。

はじめに。

こんにちは!!マサです。現在カナダでCGアーティストとして映画の制作に携わって約1年10ヶ月が経ちました。こちらでの契約は日本と違い1年単位のような短期のものが多いので、僕は以前に働いていた会社と現在働いている会社に勤めるまでこれまで2回の就職活動を経験しました。そこで今回はこれまでどのように情報収集をして現地で職を得たか、その方法についてまとめたいと思います。
この記事をまとめている僕自身も渡加してCG専門学校卒業時に就活を始めた当初は現地のスタジオにコネがあったわけでもなく、どうやって職を探せば良いのかわからない事がたくさんあり、現在に至るまで色々な試行錯誤を繰り返して来ました。この記事ではシンプルに情報収集の方法をご紹介します。もちろん就活の範囲はカナダだけではなくイギリスやアメリカ等、大手映画CGスタジオがたくさんある国を含めてのものなのでこの記事でご紹介させていただく方法が何かしらお役に立てば嬉しいです!!
それでは今回もいってみましょ〜!!!

1.興味のあるスタジオのHPから直接応募する

最もスタンダードな方法です。どのスタジオも大抵リクルートに関するページを持っており、現在募集しているポジションやそれに関する職務内容、必要スキル等が記載されています。最初は英語で応募する事に大変さを感じるかもしれませんが就職活動にはまだまだ沢山の努力が必要となるのでめげずにいきましょう!!カナダにある有名なCGスタジオ一覧はこちらの記事にまとめてありますので、よかったらチェックしてみて下さいね!!

2.LinkedInに登録し、情報を収集する

LinkedInとはFacebookの仕事版(就活)の様な形で、日々色々な会社の雇用情報や色々なアーティストの近況報告等がタイムラインに投稿されていく情報プラットフォームです。海外で就活するのであればLinkedInの活用は必須と言えます。LinkedInではリクルーターが直接『〇〇の職種を募集しているので興味があれば応募して下さい』という様な投稿をする事もあるので、毎日欠かさずチェックしましょう。また、それだけでなくつながりリクエストが受理されれば直接メッセージのやりとりも可能となるので海外企業の採用担当の方や実際に海外で働いているアーティストの方との繋がりを構築していく事ができます。僕も、就活を始めた当初現地の就職イベントに参加した際にまず真っ先にリクルーターからLinkedInの登録を勧められました。今では多くの繋がりができ、就職活動時におけるメインのツールとして利用しています。

【海外で働く】海外就職ではLinkedInが必須!!?その理由を実例を交えて解説します!!

3.就職系イベントに参加する

もし就職活動を現地で行う事ができるのであれば多数の就職イベントがあるので、そこに参加して実際に会社のリクルーターと話をすると良いと思います。以下が僕が参加した主なイベントになります。この様なイベントではだいたいジョブフェアブースが準備されていて、有名なCGスタジオが多数参加しています。直接会話できるだけでなく、時間があれば持参したデモリール等も見てもらえるので反応がわかりやすく就活する上での参考としても良い経験になると思います。
 
spark/Computer Graphics Society
 
SIGGRAPH
siggraph2018 Vancouverの様子

4.就職情報まとめサイトを随時チェックする

日本に転職用サイトがある様に海外にも求人情報を得られるサービスがあります。それらを活用して情報収集するのも効果的です。
以下が僕が利用した事のあるサイトになります。サイトによっては自分の設定した項目に近い仕事の情報を個人のメール宛に送ってくれます。
Glassdoor
 
ZipRecruiter

5.学校の就職イベントに参加する

もしも時間や経済的に現地の学校に通う余裕があるのであれば、それは就職活動に関してもとても良いアドバンテージになると思います。僕が通っていたVancouver Institute of Media Artsでは卒業が近くなるとIndustry nightというイベントがありました。その時は学校に現地のスタジオのリクルーターが来てそれまでに作ったデモリールを見てくれたり、直接会話したりできたのでとても貴重な経験になりました。また、学校によっては現地の会社へのインターンを支援してくれたり会社見学のイベントをしてくれたり、就職を目指すにあたりプラスになる事がたくさんあります。

海外での映画CG業界への就職活動の現実

今回は海外での就職を目指すにあたり、僕が実践した情報収集の方法をまとめさせて頂きました。僕がカナダの映画業界での就職活動を今まで経験してひとつの心構えとしてみなさんにお伝えしたい事は、とにかく自分の目標を実現する為に強い気持ちを持って行動し続ける事が重要だという事です。実際のところを正直にお話しすると海外でCG業界に就職する事はそんなに簡単ではありません。もしも日本のCG業界で長年の経験とスキルを培って来たという場合であれば、一定の手応えは感じられると思います。しかし就活当時の僕の様にその業界での職務経験が無い状態の方の場合、就職活動はとても忍耐力を必要とする長期的なものとなる可能性があるので、最初からそのつもりで取り組む事をオススメします。なぜかというと海外の大手のCG制作スタジオには世界中から多数の応募があり、競争率が激しいからです。当然求められるスキルも高いものを要求されます。僕も初めての就活時は内定が決まるまでに何十通応募したかわからないぐらいとにかくたくさんの応募をしました。しかし返事はほとんど返って来ないというのが当たり前です。英語で時間をかけてカバーレターを書いて応募しても目を通してもらえてすらいないという事もあると思います。その様な事が続くと精神的にもきつくなってきます。また、日本人の僕らにとってはビザの問題もあります(詳しくは:事前準備が重要!?ワークパーミットを受け取る際に必要な事まとめの記事をお読みください)
それでも諦めずに挑戦し続けた人だけが道を開く事ができるのだと僕は思います!!!コネもなく、英語もうまくなく、映画業界での就労経験のなかった僕が、今海外で映画制作に携わる事ができているのはとにかく諦めなかったからです。なので僕と同じ様に海外で就職を目指している方にはとにかく目標を達成する為に強い気持ちを持って突き進んで欲しいと思っています!!僕のこのブログがその様な方の力になれば嬉しいです。
さて、少しリアルで厳しい現実のお話しをさせていただきましたが、次回からははその様な中でどの様に効率良く就活するかという部分に焦点を当てたいと思います。同じ闘いでもがむしゃらに挑むのと計画を持って挑むのとでは結果が大きく変わってくると思うので、僕がどういった事を心がけて就活に取り組んだのか、そのあたりをご紹介させていただきます。是非目を通してもらえたら嬉しいです。
今回も最後まで読んでいただいてありがとうございました!!!
ブログランキング・にほんブログ村へ
 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です