はじめに。
また、僕が働いている映画のCG制作の世界では自分がこれまで制作した映像をデモリールとしてまとめ、必要書類と一緒に提出して自分のスキルをアピールする事がとても大事です。おそらくこのデモリールの質の良し悪しが就職かうまくいくかいかないかを左右する最も重要な事の一つとなると思いますので、業界経験が少ないという方は積極的にパーソナルワークをして常にデモリールの質を高め続ける事が必要になります。
それではいってみましょ〜!!!
必要書類その1. レジュメ
日本でいう履歴書の様なものです。日本と異なる点は年齢や性別、生年月日や顔写真の情報はいらないという部分です。僕の今までの経験では面接時に年齢等を聞かれた事は一度もありません。文化の違いを感じて面白いですよね。内容としては自分はどんな職務(ポジションン)を希望するか、具体的にどんなスキルを持っているか(CGであればどんなソフトウェアが使えるか)、そしてどんな職務経歴を持っているか等をわかりやすくまとめます。
志望動機等はカバーレターに書くので基本的にレジュメには必要ありません。e-mailアドレスや電話番号等連絡先に関しての情報は誤字や脱字が無い様にしっかりと確認しましょう。以下記入例を作ってみたので参考にしていただけたら嬉しいです。
必要書類その2. カバーレター
必要書類その3. デモリール
自分のスキルを具体的に伝える為にこれまで作った映像をまとめたものになります。このデモリールの質が高くないとリクルーターに興味をもってもらう事はできません。海外で映画業界に就職する事を目指す場合とても重要なトピックとなります。たいていの会社から求められるものはあなたがどの様なスキルに対して専門性を持っているかという事だと思います。
別記事の(何を学べばいい!?CGアーティストとして映画に携わる為に学ぶべき技術とは?)でも少し触れましたが、映画のCG制作の業界では様々な職種がありそれによって使うソフトウェアもかなり違って来ます。そこでデモリールでは自分の強みや専門性を全面に押し出して理解してもらう事が必要になります。どの様な構成にするか、ブレークダウンはどの様な見せ方にするか等、自分の魅力を伝えられる様な内容を意識して作成しましょう。
また、補足情報として大手の会社には多数の応募がある為リクルーターにも全てを見ている時間が無いという背景から総尺は1分半-3分程が良いと言われています。あまり長すぎても最後まで見てもらえない可能性が高いです。そこで、デモリールの構成のセオリーは完成度が高い作品→新しい→その他と行った様な形となると思います(あくまで参考ですが)BGMに関してはボーカルの無いものの方が良いという話をちらほらと聞きます。僕自身も映像を集中して見てもらえる様にボーカル無しのものを使用して来ました。応募はオンラインが主流なので、YoutubeやVimeo等を利用しましょう。連絡先を記載する事も忘れないでくださいね!!僕のデモリールも貼っておくので参考にしてみてくださいね!!
番外編. 個人HP
これはマストではありませんが、個人HP等自分のこれまでのリールを見てもらえる様な場を作る事は自分のスキルを理解してもらう上で良いアドバンテージになります。僕自身も就活用に個人HPを作成して、毎回応募時にリンクを貼り付ける様にしています。競争の激しい中で少しでも自分に興味を持ってもらえる様な試みを実践していく事が重要です。参考として僕の個人HPのリンクを貼っておきますので、もし良かったら見てみてくださいね!!
個人ポートフォリオ
https://masayukikoyama.com/
最後に。
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