はじめに。
・CurvesとCircleを使って形を作る
・NURBSをポリゴンに変換する
・Slide Edgesを使ってエッジをスライドさせる
・Wedge機能を使った段差の作成
1.ベースモデルの作成
まずは参考の建物の画像に合わせてベースの形状を作ります。
斜めから見るとこんな感じです。
multi cutツールを使ってまっすぐにカットします。この時Shiftを押すと10%毎にスナップするのでちょうど真ん中の50%で切ると綺麗にカットできます。
三角の部分をExtrudeツールで少し凹ませました。
作業効率をアップするために4分の1だけ残して他の部分を削除します。今回のモデルは多数の切れ込みやパーツが出来上がるので、最小限の部分だけを作成して後で複製した方が圧倒的に効率がいいです。UV展開も複製前に行いましょう。
続いてconnectツールでエッジを追加していきます。マウスの中ボタンドラッグで分割数を変更できるので瓦となる面の数がイメージ通りになるように設定してみて下さい。
角の部分にも全体と同じようにエッジを入れたいので、均等なバーテックスを得るためにconnectツールを使って端の部分をカットします。
不要なエッジを削除します。
バーテックスが残ったのでmulticutツールでつなぎ合わせます。これで瓦のベースとなる綺麗な切り込みが入りました。
2.エッジをCurveに変換して、ベースモデルに沿ったパーツを作る
Create→NURBS primitive→CircleでCircleを作成します。そしてCircleを先に選択して次に先ほどconvertしたCurveを選択し、Surface→Extrudeをクリックします。その際の設定は以下の様にしました(At pathとComponentにチェック)
Curveが押し出されて形になりました。
Curveが押し出されて形になりました。これをModify→Convert→NURBS to Polygonsでポリゴンに変換します。
このままでは出来上がったパーツの先端に穴が空いている状態なのでFill Holeでうめます。
穴が閉じたらSelect→Convert Selection→To Faceで選択範囲をFaceにします。
Extrudeで少しディティールを足しましょう。Fill Holeで出来上がったポリゴンは多角形になっているのでカットしてトポロジを整えます。
3.最終整形
次に屋根のベースエッジを選択してMesh Tools→Slide Edgesで少しエッジを内側にスライドさせると輪郭にバリエーションが生まれます。
Edit Mesh→Wedgeをクリックします。すると選択した列に段差ができました。今回はWedge angleを7、Divisionsを1に設定してみましたが、お好みで調整してみて下さい。
これを段差を作りたいすべての列で繰り返します。
そして、装飾等を少し付け足して完成です!!!
4.最後に
今回は少々工程の多いチュートリアルとなりましたがSlide Edges、Multi-Compornents、Wedge、Multi Cutツール等の様々なTipsが含まれているので別のモデルを制作する時に役に立つのではないかと思います!!
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アニメ面白ネタまとめ記事もありますので、仕事で疲れた時は楽しんでみてください!!笑