海外で働く為に必要な英語力ってどれくらい!?僕のTOEICスコアと現地の仕事体験談をお話しします。

1.はじめに。

こんにちは、マサです。今回は英語についての記事をまとめたいと思います。僕の経歴を少しご紹介させていただくと、現在カナダに来てから3年、そしてこれまで2つの大手CG制作会社で働いてきました。カナダで数年働いているなら英語もぺらぺらだと思われるかもしれませんが、実際そんな事はありません。それどころか日本にいた頃の僕は英語が本当に苦手で海外で働く自分の姿なんて本当に想像できませんでした。そこで今の僕が皆さんにお伝えしたい事は『海外での就職は諦めなければなんとかなるもの』だという事です!!
 
実際のところ海外で働きたいと考えてみた時に一体どれくらい英語を勉強すればいいのかわからないという方がたくさんいると思います。このブログを書いている僕自身もそうでした。そこでこの記事ではそんな方に向けて参考になるように僕の英語力と現地での体験談をまとめたいと思います!!

2.カナダに渡った際の僕のTOEICのスコアは805点でした。

日本で働いていた当時、映画制作の業界で海外就職を実現したかった僕は、まずカナダの専門学校に通う事にしました。しかしその学校に入学する為に必要なTOEICの最低スコアが700点。初めてTOEICの模試をした時の推定スコアはなんと425-490点。その結果には愕然とし本当に留学できるのかと不安な気持ちになりましたが、そこからひたすら勉強と受験を繰り返し、4回目の受験でなんとか805点に到達する事が出来ました。

関連記事:TOEIC勉強法part1

3.現地でのコミュニケーションはうまくいったか。

さて、目標としていたCGの学校に入学できる事になった僕ですが、実際カナダでの英語のコミュニケーションはどうだったでしょうか。結論から言うと現地でCGの学校に入学した際の僕は、クラスメイトや先生とコミュニケーションを取るのがとても難しかったです。TOEICで805点を獲った事で少し英語に対して自信をつけ始めていた僕にとってはまさに『嘘でしょ!?』と言いたくなるような衝撃でした。クラスメイトが少し込み入った話をすれば理解するのが難しく、授業の内容に関しても先生が話している事がわからないという事が何度もあったのです。

皆さんを不安にさせたい訳ではないですが、これは事実です。僕の場合は語学学校に通った経験はなく、英語はほぼ独学で日本にいた際に数ヶ月NOVAに通ったという形でしたが、特にアウトプット(スピーキング)の能力が明らかに足りていなかったように思います。そして現地の学校で1年間CGを学びながら英語の独学も続けました。当時は現地のピザ屋さんやサンドイッチ屋さん等で自分の好みを注文するのも毎回うまく伝わるかわからないもやもやを抱えていました。

TOEICスコア805点のコミュニケーション実感まとめ
・日常会話が難しい。
・電話は極力したくない。
・学校の先生が話している事がしばしば聞き取れない。
・飲食店での注文がスムーズでない。

4.初めての海外就職でコミュニケーションはどの程度とれたか。

いざカナダに渡ってみて、自分の英語が通用しないと痛感させられたショックから1年。英語環境で日々を過ごしながら勉強した事で少しずつ耳も慣れ、入学当初よりは会話もできる様になったかなという時期です。TOEICの推定スコアは850点程でしょうか。ようやく現地で就職を実現する事ができた僕ですが、そこでのコミュニケーションはどうだったでしょうか。

実感としては基本的な事はなんとか聞き取れるが、複数人の同僚がぺらぺらと話し始めると取り残されるという感じです。そしてミーティング等に関しては上司の言っている事が結構な頻度で聞き取れない、指示も完全には理解できていないという形でした。学校ならまだしも、仕事となるとこれはかなりのフラストレーションに繋がります。自分に与えられたタスクの内容が完全にクリアになっていない状態というのは想像以上にストレスになりますし、作業効率も良くありません。

日本にいた頃の僕は海外で生活すれば勝手に英語力もあがって1年もすればぺらぺらになるだろうとなんの根拠もなく考えていました。しかしそんな事はありません。自分の知らない単語や文法はいくら英語環境で生活していようとも勉強しないと身につかないのです。
TOEICスコア推定850点のコミュニケーション実感まとめ
・複数人のネイティブとの会話はついていくのが難しい。
・仕事での指示が理解できない事が多々ある。
・自分の意思やニュアンスは伝えられるが、詳細を伝えるのは難しい。

5.それからさらに2年経ち、カナダでの生活を始めて3年となった今。

有難い事に仕事をクビになる事もなく、映画のCG制作のスタジオで働きながらカナダでの生活も気がつけば3年となった今ですが、その英語力はどうでしょうか。補足情報ですが、僕はカナダに来てからも毎日英語の勉強をしています。2020年からネイティブキャンプにも入会し、オンラインでの英語学習も行なっています。その結果はこの様な形です!!

※追記、9/24に受験したIELTSのスコアはOverall 6.5でした。
カナダ在住3年でのコミュニケーション実感まとめ(IELTSスコア Overall 6.5)
・日常生活に困らない程度のコミュニケーションはとれる。
・1対1の会話は基本的に問題ない。
・同僚とのチャットは語彙不足を補う為にどうしたら伝わりやすいかと言う部分を工夫する事でスムーズなやりとりを心がけている。
・仕事上基本的な指示の内容は理解できるが、込み入った内容はしばしば聞き取れない事がある。
・ネイティブの友人グループとの会話は聞き取れない事がしばしばある。

6.海外で働くなら、TOEICスコア最低850点を目指そう。

これまでの経験から僕が思う海外で働く為に必要な英語力は最低でもTOEIC850点程ないと厳しいのではないかという結論です。それは僕がカナダで働き始めた当時の英語力に近いスコアだと思いますが、自分の経験を振り返ってみた時に正直これでも大変だと感じます。このあたりの英語力では仕事をする以前にまず自分のタスクがどんな内容なのかを把握するところから始めるという毎日になります。

また、職種やどの様な環境で英語を勉強して来たかという部分によっても結果はかなり違うものになると思います。例えば1年の留学経験があるTOEICスコア800点の方と僕の様に日本で独学で勉強したTOEICスコア800点の方では圧倒的に前者の方の方がコミュニケーションがスムーズにいくと思います。と言う事で僕の出した結論はあくまで参考になりますが、これが僕が実際に経験に基づいて感じている海外で働く為に必要な英語力になります。
 
スコアとしてかなり厳しいなと感じた方もいるかもしれません。それでも元々英語がとても苦手で自分が海外で働く未来なんて思い描けなかった僕が現在カナダで働けている様に、諦めずに挑戦すれば誰にだって実現できる目標だと思います!!自分には難しいと思う様な環境であったとしてもいざそこに身を置いてみるとなんとかなるものです。一番大切な事は『行動する事』です。
ブログランキング・にほんブログ村へ
 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です