はじめに。
こんにちは小山順之(@annoonblog)です！！キャラクターモデリング連載記事最終回となる今回はadobeのmixamoについて紹介したいと思います。 前回の記事でAdvanced Skeletonを利用したリギングを終えている方はすでにキャラクターを動かす事ができるので自分でアニメーションをつけてももちろん良いですが、このサービスを利用すると自作モデルに高品質な動きを簡単につける事ができてとても便利なので、利用手順をまとめてみました。
モデリングは好きだけどリギングとアニメーションが苦手という方にはとても強力なサービスになると思うので是非活用してみてくださいね！！ この記事ではモデルのアップロードからアニメーション付け、そしてアニメーション付きモデルのダウンロードまでステップ毎に解説していきます。
キャラクターモデリングの記事を部分的に読みたいという方はこちらから各ページに移動できます。
この記事で覚えられるTIps・Mixamoにモデルをアップロードする方法
・リグのセッティング
・アニメーションプリセットの選択
・アニメーション着きモデルのダウンロード方法
Mixamoとは
自作した3Dモデルに簡単にリグを設定し、600種類以上あるモーションテンプレートから好きなものを選んでアニメーションさせる事ができる画期的なサービスです。もちろんリグとアニメーションがついたデータはダウンロードしてMayaやBlender、Unity等様々なソフトウェアにインポートする事ができます。
また、約70種類のキャラクターに好みのアニメーションをつけてダウンロードする事も可能です。
全て無料で利用できます(2021年1月29日現在)
mixamo公式サイト
自作の3Dモデルにリグを組む事ができる
自作の3Dモデルにアニメーションをつける事ができる
作成したリグ・アニメーション付きモデルをダウンロードする事ができる
Mixamoを使ってできる事
Step1:自作モデルをmixamoに読み込む
まずはmixamoのサイトに行ってログインしましょう！！mixamoは現在adobeが提供しているサービスなのでadobeアカウントを持っている方は同じ情報でログインできます。持っていない方はまずは新しくアカウントを作りましょう。
ログインが終わったら早速自作モデルをアップロードします。
画面右側にあるUPLOAD CHARACTORをクリックします。
すると下記画面が表示されるので自作のモデル(FBXやobj)をドラッグ&ドロップします。
アップロードが終了するまで数分かかるので少しコーヒーを飲みます。
処理が終わると自作モデルが表示されるのでNEXTを押します。
次にリグを組むために簡単に関節の位置を指定します。
CHIN→ あご
WRISTS→ 手首
ELBOWS→ 肘
KNEES→ ひざ
GROIN→ 股下
Use symmetryのチェックを外すと左右の関節の位置を個別で調整できるようになります。
とてもシンプルですがこれでNEXTをクリックすると自動でリグの解析が始まります。
数分かかるので再びコーヒーを飲みます。
処理が終わると簡単な動きのついた自作モデルが表示されます。
この瞬間は感動します！！！
Step2:アニメーションをつける
画面左側に多数表示されているモーションの中から好きなものを選んでクリックします。
この時画面左上の検索欄をクリックするとカテゴリーが表示されるので、戦闘だったりダンスだったり自分の探している動きに近いものを選択すると結果が絞れて便利です。
すると画面右側の自作モデルに選択したものと同じ動きが反映されます。いくつか動きや腕のスペース等を変更できるパラメーターがあるので調整します。
Step3:データをダウンロードする
好みのアニメーションを選んで調整しおえたら最後に画面右側のDOWNLOADをクリックします。
ファイルフォーマットやフレーム数を設定する画面が現れるので任意のものを選択してDOWNLOADをクリックします。
「.dae」形式を選択するとPhotoshopで3Dデータを読み込む事も可能です。
これで一連の作業は完了です！！
非常にシンプルで簡単なフローを進めるだけでアニメーションをつける事ができました！！
下記動画はMayaでアニメーション付きモデルを読み込んで、第五回の記事で作成したテクスチャを適用したものです。
全七回に渡ってまとめてきたキャラクターモデリングの記事もこれで完結です！！！
ここまで続けて読んでくださったみなさん、ありがとうございました！！！
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アニメ面白ネタまとめ記事もありますので、仕事で疲れた時は楽しんでみてください！！笑
