【海外で働く】事前準備が重要!?ワークパーミットを受け取る際に必要な事まとめ。

はじめに。

ワーホリを使用せずに海外で長期的に働くためにはいくつか方法がありますが、今回はワークパーミットに焦点を当ててみたいと思います。実際僕もカナダで働きはじめてからこれまでの間に2回ワークパーミットを取得し、その都度更新してきました。しかしワークパーミットを無事に受け取るまでには時間も労力もかかりとても大変です。そこでその負担を少しでも軽くできる様にいくつかのトピックに分けて情報を共有させていただきますね!!こちらの情報は経験に基づくものも含まれているので、もしも情報に誤まりがあると感じたらご連絡いただけると助かります。

1.ワークパーミット取得の難易度が高い理由

背景を知る僕たち外国人がカナダでワークパーミットを取得する際にかならずクリアしなければならない手続きとしてLMIAというものがあります。簡単にいうと、『企業が外国人を雇用しようとする際に、その人物がカナダの雇用市場に悪影響を与えないかどうかの審査』になります。
たとえば同じスキルをもったカナダ人と日本人がいると仮定した時に、カナダ政府は国民の雇用を守る為に当然カナダ人を雇って欲しいと考えるはずですよね!!そういった背景から、外国人である僕らを雇う事が本当に合理的なのか具体的に証明する事が必要になるのです。カナダは総人口の4分の1が移民で占められている為、適切な人材が雇われる様にするという意味でも必要な制度なのだと思います。
ワークパーミットをサポートしてくれる会社がやらなければならない事・LMIA申請費用の$1000を負担する
・最低1ヶ月間該当のjobポジションに関する求人広告を出す
・雇用する外国人がその会社で働く事が必要である事を証明する書類の作成
・電話インタビュー

この情報を見れば、会社が外国人を雇う為には時間やお金の面で色々と負担しなくてはならないという事がわかります!!なので、雇用側からするとそれをしなくていい人材(カナダ人/永住権保持者/ワーホリ等の労働許可保持者)をまず先に雇いたいという事になります。

これが、海外でワークパーミットを取得する事を難しくしているひとつの要因です。それでも尚、この人を雇いたいと思わせられる様な実績やスキルを磨かなくてはいけません。

2.ワークパーミットをサポートしてくれる会社が見つかったら

ワークパーミットを取得する事は難しいとお話ししましたが、きちんとした職務経歴やスキルを持っていればもちろんサポートしてくれる会社が見つかります。もしも30歳を過ぎていてワーホリが使えないという状況でも、日本で職務経歴があり実力が認められればビザのサポートを得る事ができるのです!!ちなみに僕の場合は映画に携わるという目的で海外に飛び出した訳ですが、日本では約7年間映像編集の仕事をしていたとは言え映画業界では働いた事がなくCGの知識も無かったので、1年間現地のCG専門学校に通ってから就活をしました。実際現地で就職が決まるととても嬉しいですが、すぐに上記で説明させていただいたLMIAをクリアする為に会社が書類を作成する必要がある為色々と資料を提出する事になります。それがなかなか大変であり、その中には海外から集める事が難しいものも含まれているので、準備しやすい様にこの記事でまとめさせて頂きますね!!以下がその一覧となります(会社から送られて来る記入形式の書類はリストから省きます)

必要書類 (経験からまとめたものなので参考としてご覧ください)・パスポート
・現状保有しているビザ
・以前働いていた会社のリファレンスレター(英語)
→自分がどの様なポジションで、どの様な職務を行っていたかを説明した書類です。働いていた期間も記載されていた方がいいと思います。僕の場合は自分で書類を作成して海外から以前勤めていた会社に連絡をし、事情を説明して社長のサインと社印を押して頂きPDFで送ってもらいました。
・大学の卒業証明証と学業成績証明証(英語)
→大学に問い合わせて郵送してもらいます。
・専門学校等の卒業証明証(英語)
→こちらも学校に問い合わせて取得しましょう。
・レジュメ
・戸籍謄本の英訳(公的な証明をもらったもの/結婚していて配偶者ビザの申請が必要な場合)
→これが少し厄介で、日本の市役所で取得した戸籍謄本をカナダに郵送してもらいカナダの日本大使館で英訳の証明をしてもらいました。どこまで公的な証明が必要なのかは定かでないので、不安な方は公証役場等で公的な証明をいただくのが最も安全かと思います。ただ、僕の経験では大使館の英訳証明で無事に奥さんのワークパーミットも取得する事ができました。こちらは個人の判断でお願いします。

3.申請料金

申請料 CAD$155-
バイオメトリクスCAD$85-

4.更なる試練

実はワークパーミットをサポートしてくれる会社が見つかり、書類作成の為に必要な資料の提出が終了してもまだ安心はできません。次のステップとして、無事にLMIAの審査をクリアしてビザを発行してもらう必要があります。そして今までの経験上その方法は3パターンあり、1つ目は空港でLMIAの資料を提出して、ビザを発行してもらうパターン(日本で書類作成の手続きを終え、渡加する方の場合)、2つ目は発行されたビザが会社に郵送されてそれを受け取るパターン(すでに現地で働いている場合)。そして3つ目は国境に行って自らLMIA用の資料を提出して審査をしてもらい、ビザを発行してもらうというパターン(こちらもすでに現地にいる方の場合)です。どの方法になるかは入社決定後に会社のimmigrationチームの方から指示があると思います。僕はカナダにいる間にワークパーミットの申請を行ったので、パターン2と3を経験した事があります。恐らく空港や国境で手続きをした方が迅速にビザを発行してもらえる為、入社が決まったけれどビザの切り替えが急がれるという様な場合は国境に行かなければならなくなります。

そして毎回安心できないのが、いかに大手の会社でLMIA用の資料を作成してもらっても、それが必ず審査を通るとは限らないという事です。実際に僕の知り合いでも面接に受かり入社が決まったもののワークパーミットが降りなかったという話や、国境でビザを発行してもらえなかったという事例をよく耳にします。なので、最低限自分にできる事として上記にまとめさせていただいた書類提出時はなるべく迅速に、かつ正確で間違いのないものを提出するという事を心がけましょう!!

ちなみにパターン2の会社で受け取る場合の経験談ですが、僕の場合ビザの申請から2-3ヶ月で申請の結果の連絡があるとされていたにも関わらず、実際にビザが発行されたのはまさかの約5ヶ月後でした。以前の就労可のビザから切り替える為にワークパーミットの申請を行なっている間はimplied statusと呼ばれる状態(就労可)なので働く事自体に問題はありませんが、数ヶ月感の間きちんとビザを発行してもらえるのか少し不安な状態で生活を送る事になります。色々とややこしい話になってしまいましたが、海外で働く上で切って話せないのがこのビザの問題です。今回の記事が少しでも海外で働きたいみなさんのお力になれば嬉しいです。

ワークビザの受け取りパターン おさらいパターン① 空港でLMIAの書類を審査してもらいビザを発行してもらう(日本でLMIA書類の作成手続きを終え、渡加する場合)
パターン② サポートしてもらう会社に郵送されたビザを受け取る(以前のワークビザからの切り替えで時間に余裕がある場合)
パターン③ 国境に行き、LMIAの書類を審査してもらいビザを発行してもらう(現地在住ですぐにビザを受け取る必要がある場合)

 

5.最後に。

ここまで読んで頂いてワークパーミットを得る事がいかに大変かわかったと思いますが、それを踏まえてそれではどうしたら安定して就労可能なビザを取得すればいいだろうかと疑問を持つ方もいらっしゃると思います。ビザには色々な種類があり人それぞれの状況によっても選択肢が変わって来ると思うので、それに関してもまた別記事にまとめてみたいと思います。
また、ビザの切り替えで国境に行った際のドキドキする話も共有させて頂きますので興味のある方はぜひご一読下さい!!笑

今回も読んで頂いてありがとうございました!!!

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